15年くらい前に私が模写した抱一の
「夏秋草図屏風」の一部が、我が家の
押入れの扉になっています。
10年くらい経って背景の銀地が
まだらに焼けはじめ、あと10年くらい
経つと、全体がいい感じで焼けて
風格が出そうです。
この模写の彩色が非常に簡単だったのを、
よく覚えています。シンプルな彩色で
最大の効果を生んでいる。
自分はといえば今も絵をゴチャゴチャと
無駄に描いては、この絵の魅力に
敵わない現実を直視するのは少しつらい。
構想こそ命と思うと手が止まってしまう。
抱一について、玉蟲敏子さんという
方が、かなり詳しい本を出していることを
知り、まず入門編を読み、私の無知の
多さを反省しているところです。
(其一と抱一についての見解に変化なし) |
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